小学生の通学が心配な親御さんへ。知ってほしい【危険な現状と対策】

近年、幼い子が事故や事件に巻き込まれるニュースが後を絶ちません。

それらが起きているのは、いつか起きると思っていたと言われるような危険な場所で起こることもありますが、なぜこんなところで?と思うような場所で起きていることも少なくありません。

そんなどこででも危険が起き得る環境、でどうやって我が子を守れば良いのか、親御さんは日々悩まれますよね。

特に、近々小学生に上がられるお子さんをお持ちの親御さんは、今まで登園などで一緒にいたのもあり、1人での登下校が心配で仕方がないのではないでしょうか?

私もその一人で、どうやって我が子の命を守ればいいのか、と日々頭を悩ませています。

色々と調べてたどり着いたのは、リスクをゼロにすることは無理だけど、親の努力でリスクを減らしてあげる事は可能だということです。

我が子の為に親が出来る事について、今日からしっかりと一緒に考えていきましょう。

 

Contents

小学生の通学路は危険がいっぱいです!

小学生の歩行中による死傷者数は、小1がダントツ多い!

ある統計によると、2013年~2017年の5年間のうち、1年生の死傷者数は6年生の約3.5倍、死者数に関しては、6年生の8倍にもなったようです。

小学生の歩行中による死傷者が多いのは、4~7月と10月~11月!

年間で最も死傷者数が多いのは5月、次に6、10、4月と続きます。

4月は親子共々緊張していること、また春の交通安全運動や、地域の見守りが盛んにあり、全体的に意識が高まっている時期といえます。

ところが、5月に入ると子どもや親にも慣れが出てくる時期で、緊張が緩み、4月に比べて事故が増えているのではないかと考えられます。

小学生の歩行中による死傷者数が多いのは、7時台と、15~17時台!

時間帯別死傷者数は、多い順に15時台、16時台、17時台、7時台となります。

また、通行目的別死傷者数は、多い順に、下校中、登校中、遊戯、訪問、買い物となっているようです。

これらより考えられるのは、登下校中が最も危険であり、特に下校中は最も注意が必要だということです。

そしてこれらはいずれも、1年生2年生の低学年が多いということです。

入学したてで不慣れな面や、まだ体が小さいという点で低学年の登下校中が一番多くなっているのかもしれません。

入学したての低学年の登下校中は、十分注意が必要だと徹底的に教える必要がありそうです。

一番危険なこと、それは『慣れによる慢心』です!

先程お話ししましたが、1年生だけではなく、2年生の死傷者数も大変多いようです。

1年生と2年生では注意力はさほど差が無いそうですが、なぜこのような結果が出たのでしょうか?

これらからは、2年生でも『慣れ』から「大丈夫だろう」という気持ちがうまれていたと考えられます。

 1年生は親子共に気を張っている状態ですが、それに比べると2年生は、慣れによる気の緩みがどうしても出てきます。

そのため、子どもの安全についての配慮や指導が行き届いていない可能性が十分考えられます。

慣れはありとあらゆるところで起きてきます。

子どもに関する大きな痛ましい事故が大きく報道されると、全国で交通安全運動が行われたり、地域の見守りたいや先生が道中を見守ったりするのですが、それも一時のことですね。

時間の経過とともに忘れられて、そのうちまた別の事故が起こり、みんなの意識が高まる…

何か大きな事故が起きないと、意識が高まらないのでは、これの繰り返しになってしまいます。

そうならないために、家族でどうするべきか、地域でどうするべきか、学校との連携はどうするべきか、危険な道の情報共有や改善のための話し合いなど、まだまだ出来る事はたくさんあるのではないでしょうか?

交通事故で一番多い原因は「飛び出し」!危険性は、女子児童より男子児童が高い!

ある「交通事故で死亡した小学生による統計」では、女子児童よりも男子児童の方が約2倍多いという結果が出ました。

この結果から見えてくるのは、やはり男子児童の方が活発で飛び出しの危険性が非常に高いのではないか、ということです。

またある統計によると、子どもの交通事故で一番多い原因が「飛び出し」という結果が出たようです。

私も車を運転していても、小学生が車道にいきなり出てくる場面は結構あり、ヒヤリとすることがあります。

そして飛び出してきていたのは、道中友達とふざけ合って遊んでいる男子児童でした。

また、私自身も小学生の登校中、友達とお喋りに夢中になっている間に、停止している車のサイドミラーに頭をぶつけたこともあります。

普段は意識していても、友達といたりおしゃべりに夢中になると気が緩むことは大人でもあることですよね。

是非今一度、それらを踏まえて安全についてお子さんと話し合いをして頂きたいと思います。

自動車事故の死傷者が増えるのは、小学校3年生以降!

小学校3年生以降になると、歩行中よりも自転車乗用中の死傷者が多くなってきます。

これらは、学年が上がれば上がるほど死傷者も増えており、登下校中ではなく、遊びや塾買い物のなどのときに起きたと考えられます。

ヘルメットの着用も含め、今一度安全な自転車の乗り方についてもしっかりと親子で話し合ってください。

まだまだある、子どもを襲う危険!

危険は、通学路での交通事故だけではありません。

通学路以外でも、塾や買い物、友達の家に行く時などと通る道全てにおいて、しっかりと危険の確認をしておきましょう。

踏切、河川、用水路などの危険度が高い所は何度でも教えてあげましょう。

また事故だけではなく、不審者目撃や幼児を狙った犯罪が増えています。

交通安全の確認とともに、不審者対策も必要不可欠です。

人通りが少ない道や、暗い道、周囲から見えない道など、子どもだけで歩くには危険な道も多くあります。

万が一被害に遭いそうになったとき、どうすれば良いかということも合わせてシュミレーションしておくといざというときに対応しやすいものです。

小学生の通学で気をつけること。自立心を育てるためには何をする?

 

交通事故のリスクを減らすための対策

公立小学校の場合、進学路は自宅から近く見慣れた道になることがほとんどです。

そのため親も子も、その道を「わかったつもり」になりがちですが、その慣れこそが事故を起こすもとになります。

今一度子どもの目線で危険はないか、親子一緒にしっかりと確認しておきましょう。

また、進学路も1年も経てば色々な物が変わっています。

以前は無かった危険な物が新たに発生している可能性も十分に考えられます。

通学路や、塾や習い事、友達の家までの道のりなどを、定期的に親子で一緒に確認を行いましょう。

安全性を確認する場合は、実際の登下校と同じ時間に実施する

登校時は、車が最も多い通勤ラッシュの時刻と重なります。

また、登下校の時刻は車も通勤や帰宅で急いでいる為危険性も普段より高くなています。

親子で進学路の確認を行うのであれば、なるべく実際の登下校と同じ時間に実施するようにしましょう。

親子で実際に歩きながら、危険個所を確認する

安全な歩き方や、横断の仕方を一緒に行い、体を使って覚えさせてあげましょう。

また、飛び出しの危険がある場所では「ここで道路に飛び出したらどうなる?」と質問をし、子どもに考えさせると良いでしょう。

このように、親がただ教えるだけではなく、実際に考えさせ、体を使って体で覚えさせることが大切です。

親は必ず子どもの目の高さで安全確認をする

親の目線では見渡せる場合でも、子どもの目の高さでは見渡せず安全確認が出来ない事も多くあります。

安全性を確認する場合は必ず子どもの目線の高さに合わせて行うようにしましょう。

「止まる」「見る」「待つ」「安全に渡る」の行動がちゃんとできるように、体を使って繰り返し練習させる

子どもには近づく車のスピードの判断ができず、渡れると思って飛び出し事故に遭うことも多いようです。

車がきたら「待つ」、迷ったら「待つ」を徹底して覚えさせましょう。

また、横断歩道なら安全だと思いこんで、飛び出して事故に遭うパターンも多いようです。

横断歩道では必ず「止まる」、そして必ず左右を「見る」、安全が確認できたら「安全に渡る」というのを徹底させましょう。

信号待ちの交差点では、車道から1メートル下がって待つように教える

バスやトラックなどの大型車両が曲がる際、後輪が前輪よりかなり内側を通ることになります。

この前輪と後輪の差を内輪差と言いますが、その時車道ギリギリで待っていると大変危険です。

現地で大型車が曲がるところを良く観察させながら、内輪差について話をしましょう。

そして、交差点で待つときは、車道から1メートル下がって待つように教えてください。

通学路は親の目で見て、必ず安全性について確認しておきましょう。

通学路は、学校の指定がある場合もありますが、別の道の方が安全である場合もあります。

たくさんの児童がいる中で、個々の通学路の安全性をどこまで見極められているのか、という疑問も出てきます。

別の道の安全性が確認できた場合は、学校と話し合って通学路を変更してください。

学校任せではなく、親の目でしっかりと確認しなるべく安全な道で登下校出来るようにしてあげましょう。

子どもの好奇心を受け止めつつ、危険性をしっかり伝える

子どもは好奇心の塊です。

子どもならではの豊かな好奇心は褒めるべきことですが、時に危険をもたらすこともあります。

親子で確認している間でも、音や虫、水たまりや工事などに興味を持ち子どもが近づくこともあります。

その時は、その好奇心をしっかりと受け止めつつ、「でも、近づいたら、こういう危険な事があるよね」としっかりと教えていきましょう。

 進学路のチェックはゲーム感覚で楽しみながらやるなど工夫を

進学路のチェックは、真面目にすると子どもも飽きてしまいますよね。

そんなときは、「危険な場所探しゲーム」で親子で危険な場所を見つけ合いっこするなど、ゲーム感覚で楽しく教えるなどの工夫をすると、子どももやる気になってくれるかもしれません。

また見に行くだけではなく、実際に確認したことを、大きな紙に道のりを書き、そこに危険な場所を書き込んで「進学路マップ」を作るのも子どもが楽しみながら学べそうです。

子供の通学路には危険がいっぱい!安全に登校するため親ができること

 

不審者(連れ去られ)から身を守るための対策

不審者の危険シュミレーションをしておく

子どもの身を守るために、「いざというときの対応力」が大切になってきます。

その為には危険シュミレーションを行い、いつ何が起こっても対応できるように身につけさせておきましょう。

実際に会話でシュミレーションしてみるとわかりやすいかもしれませんね。

その際親は絶対その子を誘いたいという気持ちで、あの手この手で誘ってみてください。

そのうち「ちょっと見るだけならいいかな」など子どもの気が緩んだ隙が出てきます。

「それでもこういうこともあるんだから危ないよ、絶対見るだけもダメだよ」と、子ども自身が自ら頭で理解し、自分で納得できるように話をしてあげましょう。

誘われた時の断り方も教えておきましょう。

実際に知らない人から誘われると「断ったら怒られるんじゃないか」と躊躇してしまう子どももいるようです。

そのため、「お父さん、お母さんから知らない人の車に乗ったら絶対にダメといわれているので乗れないです」という断り方もしっかりと教えておきましょう。

この断り方だと、自分の意志ではなく、親の教えとして断れるので気持ちが楽です。

お母さんの友達だよ、という誘いにも断れるように対処しておきましょう。

犯罪者の中には「お母さんの友達なんだよ」と嘘をつく人もいます。

子どもは本当にお母さんの友達だったらどうしよう、怒られちゃうかも…と悩んでしまうかもしれません。

その時の為に、

「もし、本当にお母さんの友達だったら後でしっかり謝っておくから、気にせずに断りなさい」

と教えておきましょう。

持ち物に書く名前の場所が見えやすかったり、大好きなキャラクターをぶら下げるのは危険!

子どもが不審者に気を許してしまう理由の1つに「自分の名前を知っているから」があげられるそうです。

でも、これは子どもの持ち物についている名前を見て、あたかも知っているかのように話しかけてきている事もあります。人目につく場所に、名前や住所などの個人情報を書いていませんか?

名前を書く際は人目に付かない場所に書くようにしましょう。

私も以前は娘の靴を靴箱からすぐ探せるようにと、かかと部分にしっかりと記名していたり、傘やカバンなど目立つところに記名していました。

これは、個人情報をぶら下げて歩いているようなものですね。

また、子どもが大好きなキャラクターのマスコットやキーホルダーなども要注意です。

これらは、犯罪者にとっては「いいきっかけ」にしかなりません。

それをきっかけに言葉巧みにあれこれと誘ってきます。

これらも対策としては目立たない場所に付けるようにしましょう。

地域の取り組みに積極的に参加しておこう

この目的は、周囲に顔を知っていてもらうということです。

あちこちで声をかけてもらえ、地域の人と強く結びついていれば犯罪者も手を出しにくくなります。

防犯グッズを活用しよう

防犯グッズといっても、様々な種類があります。

大きく分けると、腕時計型、防犯ブザー型、スマートフォン型、防護服型などの4種類です。

何かあった時に子どもが引っ張り、周囲に知らせることを目的としたブザー型が、この中で一番多いようです。

子どもたちには、自ら犯人を撃退することは難しく、あくまでも周囲に助けを求めることが基本となります。

何かあった時にすぐに使えるものとして、お子さんが扱いやすいものを選んであげましょう。

 また、「子ども110番の家」の場所も確認し、親子でその家や店を事前に訪問しておくと、いざというときに子どもが入りやすくなります。

子ども110番の家でなくても、何かあれば、近くの家や店に逃げ込んで助けを求めることの大切さをしっかりと伝えておきましょう。

子供と一緒に防犯意識を高めよう!最新・定番グッズのおすすめ

 

まとめ

  • 小学生の通学路は危険がいっぱいです!
  • 一番危険なこと、それは『慣れによる慢心』です!
  • 交通事故で一番多い原因は「飛び出し」!危険性は、女子児童より男子児童が高い!
  • 自動車事故の死傷者が増えるのは、小学校3年生以降!
  • 親子で確認を定期的に行いましょう(実際の登下校と同時刻)
  • 進学路のチェックはゲーム感覚で楽しみながらやるなど工夫を
  • 不審者(連れ去られ)から身を守るための対策の必要性

いかがでしたでしょうか?

今回は小学生が危険な状況にある現状と、それらに対する対策の話をさせて頂きました。

人は時がたてば様々な事を忘れていってしまいます。

そのため、普段から家族で安全性について話が出来る環境を作ることが大切だと私は思っています。

ただ親が一方的に小難しく話をしても、子どもの耳を通り抜けていくだけなのは目に見えています。

そうならないためにも、クイズ形式にするなど子どもが少しでも興味を持てるように工夫をすると、親子で楽しみながら学ぶことができますね。

普段からこうして親子で意識を持っておくと、危険に対する意識が高まり、リスクを減らす事が可能だと思います。

親はその分大変になると思いますが、我が子を守るために、常に新しい情報を入れ、それに対処していっていただきたいと思います。

この記事が、親が子に出来る事を、今一度じっくり考えてみるきっかけになれば幸いです。

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