【子供の金銭感覚】は幼少期から養おう!学校では教えないマネー教育

私が小さい頃は、お金の話を子供に聞かせるのはタブーという時代でした。

しかし、近年では生活費や将来のお金をオープンにし、子供もお金の話に関わらせましょう!という考え方に変わりつつあるようです。

また、海外では幼少期からマネー教育を積極的に取り入れていますが、日本の学校や家庭ではまだまだそれらが浸透していないのが現状のようです。

子供も幼い頃からお金の正しい知識をつけさせ、金銭感覚を早い段階で養うことが子供の将来のためには必要不可欠なのですが、それには日本の教育がまだまだ追いついていないようです。

そこで、今回は幼少期から健全な金銭感覚を養うために、家庭で行うマネー教育のポイントについて詳しくお話ししたいと思います。

今回の内容を知っているか知らないかで、子どもの将来が大きく左右することになるかもしれません。

是非しっかりと一読し、実践して頂くことをおすすめします。

 

日本のマネー教育の現状と、海外のマネー教育との違いは?

学校では教えてくれないお金の知識や金銭感覚。

となると各家庭でマネー教育をする必要性が出てきます。

そのために、まずはマネー教育に関する現状を把握しておきましょう。

ここでは、日本のマネー教育の現状、そして海外でのマネー教育はどうなってるのか、についてお話しします。

 

日本のマネー教育の現状とは?

 日本では、教育ツールとしてお小遣い制を取り入れる家庭が多い

日本家庭でのマネー教育は、お小遣い制を中心に行われているようです。

小学校入学をきっかけにお小遣い制を始める家庭が多いようで、この時期は親が必要と感じた時や、お手伝いに対する報酬として、または定期的な小遣い制など、お金の渡し方は様々です。

そして、中学生以降になると、定期的なお小遣い制に完全に移行していくのが一般的なようです。

お小遣い帳を付けられていない子供が多く、せっかくのマネー教育の機会を逃しているのが現状

ある統計によると、お小遣い帳を付けている子どもは、お小遣いを貰っている子の3割にも満たないようです。

せっかくのマネー教育の機会を逃し、お金の価値や使い方を十分に子供達に伝えられていないようです。

また、日本では昔から「お金」の話は子供には話さない傾向があり、家族の会話内でも避けられている印象があります。

そのため、あるテレビ番組で「家の貯金はいくらある?」と聞かれて「1万円」「1億円」と答える子供がいたようで、なかなか子供達の金銭感覚は養われていないのが現状のようです。

確かに私が幼い時も、家のお金にまつわる話は家で一度も耳にした記憶がありませんでした。

そして、ざっくりと生活にかかる金額が理解できたのは1人暮らしをしてから、そしてもっとしっかりと金銭感覚を身につけたのは結婚してから、ということになります。

学校でのマネー教育不足も、明確な問題として取り上げられている

また学校でも、教員は金融教育の必要性を認識しながらも、時間不足と教員自身の知識不足などにより、日本の学校でのマネー教育不足は明確な問題として取り上げられているようです。

海外のマネー教育はどうなっているの?

イギリスのマネー教育
  • 小学校低学年 … 数学と市民教育の科目として、金融商品、マネー管理、税金等を含む「金融教育」がカリキュラム化されている
  • 14~16歳 … 金融システムを学ぶ経済が必修科目になる
  • 16歳~ … 子供の将来の資産形成が目的の「ジュニアISA」の運用が認められている
アメリカのマネー教育
  • 全米共通のカリキュラムは無いが、学校、NPOなどで積極的なパーソナルファイナンス教育が行われている
  • 家庭では、投資について教えることが一般的で、早くから株の運用を始める子供も少なくない
  • 子供向け金融教育アニメや金融ゲームなども充実している

日本のマネー教育の現状と比べると、随分幼少の頃から金融の知識に触れる機会が多いように感じます。

また両国で、幼少期から金融に関する知識を学び、実践として早い段階で運用を始めていることに正直驚きました。

幼い頃からお金に対する正しい知識を学んでおくことの重要性を、今回改めて再確認することになりました。

 

家庭でマネー教育を行う場合、おさえておきたいポイント

家庭でマネー教育をするとなると、親は「難しそう~、出来るかな?」と不安になるのではないでしょうか?

そこで、ここでは家庭でマネー教育を行う場合に、おさえておきたいポイントを詳しくお話しします。

是非参考にしてみてくださいね。

始めるのはいつからが良い?

お小遣い制を始める時期は、小学生の低学年~中学年からが多いようです。

または、子供自らお金に興味を持って質問をしてきた時をきっかけにしても良いでしょう。

例えば、消費者ローンのCMで「お金を借りる」事に興味を持った場合、ローンの仕組みや住宅ローンについて話すチャンスとして捉えておきましょう。

住宅に多額のお金が使われてる事を知る、良い機会にもなるかもしれませんね。

マネー教育の進め方とは?

イギリスやアメリカの子供のように早くから投資をさせよう!と思われた方も多いかと思います。

そのためにまずは、お小遣いの管理(=義務教育)から始めていくことが大切です。

限られたお小遣いをやりくりする中で忍耐力とマネージメント力が養われ、お金の管理に自信が付くそうです。

そして、高等教育にあがった時に投資に挑戦させてみましょう。学ぶ順番がとても大切なんですね。

お小遣い制のルール、どうすれば良い?

  • 子供にお小遣い帳を付ける習慣をつけさせ、定期的にお金に関する相談に乗るようにしましょう
  • お小遣いで買うものと、親が買うもの等、用途の線引きをはっきりさせておきましょう
  • お小遣いの使い方は子供に任せて、大人は絶対に口を出さない
  • 初めは小銭でお小遣いを渡すと、必要な分だけお金を持っていきやすくなる
  • 初めは1日、1週間単位で渡すようにして、徐々に1ヵ月に伸ばしていくと使い果たしを防げる
  • 前借は絶対にさせず、我慢することを覚えさせる

お金の使い方を学ばせましょう

お金の管理に慣れて来たら、使い方も学んでいきましょう。

マネー教育が進んでいるアメリカでは、投資教育として貯金箱に4つの口があることを学ぶそうです。

  • SAVE(貯める)
  • EXPEND(欲しいものに使う)
  • INVEST(投資)
  • DONATE(寄付)

この教育の目的は、「お金の使い方次第でお金の活かし方が変わり、そして社会貢献もできる」ということを子供に気付かせることです。

この考え方を元に、小さな子供でも理解しやすいものに代用しているものがありました。

ここではお小遣いを、子供に4つのビンに分けさせます。

  • 「未来のため(貯金ビン)」 … 短期的な貯金にまわすお金。高額ではないが一度のお小遣いで買えない物。
  • 「未来のため(投資ビン)」 … 長期的な貯金にまわすお金。大きなおもちゃや自転車など。
  • 「自分のため(支出ビン)」 … いつでも使えるお金。
  • 「誰かのため(寄付ビン)」 … 寄付するためのお金。寄付先は本人に決めさせます。

ここで、投資ビンが出てきますが、小さい子にはまだまだ理解が難しいですよね。

幼いうちは投資として考える必要はありません。

貯金には、短期的な貯金と長期的な貯金の2種類あるということが理解できれば十分です。

理解できるようになれば、投資についてや、貯めたお金がさらにお金を稼いでくれる利子についても説明をしていきましょう。

どのビンにお金を入れるかは、本人次第です。

慣れるまでは、大人がガイドラインを作ってあげるのも良いでしょう。

また、各ビンの残高や貯金の目的、寄付先などをノートに記録させるのも大変良い方法ですね。

そして最も大切な事は『子供にはなるべくシンプルに、そして親子で楽しみながら行うこと』です。

子供がゲーム感覚のように楽しく学べるよう、工夫をするのがおすすめです。

子供に与えすぎるのは絶対にダメ!

子供には、報酬を得るためには対価が必要だと教えなければなりません。

我が子が可愛いのはわかりますが、無条件に与えすぎるのは、子どもの為になりません。

お金を得ることの大変さを教える事も、子どもに与えられる親の愛情の1つだと理解しておきましょう。

子供のお小遣いについて考えると、マイナスなイメージばかりが先行していましたが、お金に関する教育のきっかけとして捉えると、親の私まで楽しくなってきます。

これらの内容はどれも理解しておくだけで、お小遣い制を導入するときに不安にならずに済みそうなものばかりで、是非知っておいて頂きたいものです。

また、お小遣いを渡しても渡しっぱなしにせず、関わる所は関わり、自由にさせる所は親は絶対に介入しないという点もとても重要です。

そうすることにより、子どもも楽しみながらお金について学べるのではないかと思います。

 

健全な金銭感覚を養うために、おさえておきたい年代別ポイント

マネー教育の現状、そしてマネー教育を行う場合のポイントについてお話ししました。

また、幼い頃からお金について学ばせる事の重要性についてもお話しいたしました。

では、そのお金についての教育は幼少期から大人になるまでどのように進めていけば良いのでしょうか?

ここでは、どのように親は関わり、お金について教えていけば良いかについて年代別にお話ししていきます。

是非、実践される際の参考にしてみてください。

就学前のマネー教育

  • 欲しがるものを与えすぎず、物を大切にする心を養わせましょう。
  • 4歳頃からは買い物ごっこなどで、お金と物を交換し、人の物と自分の物の区別を理解させましょう。実際に本物の買い物をさせるのも、この時期の良い経験になります。
  • 友達と同じものが欲しいと駄々をこねても我慢させるようにします。

小学生のマネー教育

  • お小遣いを与え始めること
  • 家計簿の基本となる、お小遣い帳を付けさせること(お金の流れを記録することは力になる)
  • 欲しいものを全て買うことはできないこと(優先順位を付けるということ)

中学生のマネー教育

  • 携帯電話やスマホを欲しがる時期なので、通信費や課金にいくらかかるのか教え、話し合いましょう。
  • 今お金を節約することは、未来につながるということ

高校生以降のマネー教育

  • アルバイト経験をさせるのはとても良いマネー教育になります。
  • ありとあらゆる節約の手段(インターネット活用やクレジットカードなど)を教えましょう。リスクと見返りの関係、利率の話や、投資と貯金の違いなどを説明しましょう。
  • 何かを買う前にリサーチすることを教えましょう。本当に必要なものか、もっと安く買える方法はないかなど。
  • 大学進学の費用を子供自身に調べさせたり、学費を一部負担させるのも良い経験になります。奨学金や、ローンについても、仕組みを説明し理解を深めさせましょう。
  • 将来設計が描けるよう、親がしっかりと関わり導いてあげましょう。

※お金のしつけの基本を教えるのは、思春期を迎える前(12歳頃まで)が良いようです。

各年代別に理解できる範囲で、少しずつお金に関わらせるということが大切なようですね。

その為には親がしっかりとした知識を持って、意識的にお金に関する情報を教えていく必要がありそうです。

親もしっかりと勉強しなければ子供に教える事はできませんね。

また、お金のしつけや金銭感覚を身につけさせるためには12歳までが良いということで、幼少期から出来る範囲で少しずつお金触れさせる機会を積極的に与えたいと思いました。

 

まとめ

日本のマネー教育の現状と、海外のマネー教育との違いは?
  • 日本では家庭でも学校でもマネー教育がまだまだ浸透していない。
  • 海外では日本と比べると、幼少の頃から金融の知識に触れる機会が多くマネー教育が進んでいる。
家庭でマネー教育を行う場合、おさえておきたいポイント
  • 始めるのは小学生からが多いが、子供が興味を示した時に開始するのも良い。
  • マネー教育は、まずお金の管理から始め高校以降に投資をさせるのが良い。
  • お小遣い制は、あげっぱなしにしない事、自由に使えるお金に関しては親は絶対に口を出さない事。
  • アメリカの投資教育「貯金箱に4つの口がある」でお金の使い方を学ばせましょう。
  • 子供に与えすぎるのは絶対にNGです。お金を得ることの大変さを教えましょう。
健全な金銭感覚を養うために、おさえておきたい年代別ポイント
  • 就学前から高校生以降まで、親が年齢にあった教育をすることが大切です。
  • 思春期を迎える12歳頃までに、お金のしつけの基本を教えこみましょう。
  • 物を大切にする気持ちから、お金の大切さ、生活に関わるお金や、節約法まで、お金を通して子供が将来設計を立てられるまで、親がしっかりと導いてあげる事が重要です。

人はいずれお金について知る時期は来ますが、始めるのが遅いほど健全な金銭感覚や良い習慣を身につけるのは非常に困難になっていきます。

幼少期からご家庭で積極的にお金の話に関わらせる事で、早くからお金に対する正しい知識をつけ、健全な金銭感覚を養うことができます。

そのために親が出来ることを、小さなことからでも是非実践して頂きたいと思います。

今回の記事を読んで頂いた方が、それらに気付かれるきっかけになれば幸いです。

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